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借り入れ方法について


質問  
借り入れ方法について 質問者:kissさん
はじめて質問させていただきます。
一戸建て(建売り)総額2600万円の物件を検討しています。
頭金に1100万円、借り入れを1500万円で計画しています。
私は会社員で39歳、年収が600万円(手取り430万円)、
妻は33歳、扶養家族としてパートの年収が100万円です。
子供はまだおりませんが、ほしいと思っています。
定年退職(60歳)までの20年(と数ヶ月)で完済したいと考えています。退職金を返済に充てないようにしたいです。
4月現在で私が調べた中では、三菱UFJ信託銀行の固定金利20年型が2.70%となっていて、一番魅力的に思えました。
しかし、「5年型や10年型も検討するべきです。」と不動産会社の営業マンに言われます。
10年型だと2.20%位の金利で20年型との差が約0.5%。
この差をどう考えるべきか・・・
10年後の借り換え時の金利はどうなっているのか・・・
リスクを避ける為にミックスにするべきか・・・
なかなかこれだ!と思える答えにたどり着けません。
どうか良いアドバイスを下さいますよう、お願いいたします。

回答
KISSさん、こんにちは。

さて、『なかなかこれだ!という答えに辿り着かない』とのことですが、このような相談を受けていて思うのは『これだ!!』と感じるポイントは人それぞれ異なるということです。何がKISSさんの心にヒットするかは分りませんが、とりあえず一般的な観点から今回のご質問に回答させていただきます。

それではまず、『1,500万円を20年返済』借り入れるとし月々の返済(ボーナス払い無し)を比較してみましょう。

例えば、金利が2.7%ならば月々返済額は約81,000円。これが10年固定の2.2%ですと約77,300円の支払いとなります。月々約3,700円の差ですね。これが10年続くわけですから、全く条件を変更しないとすると45万円程利払い差が生じるわけです。加えて、借入れ元本の減少ペースもこの2者では異なります。適用金利が低ければ低いほど、借入れ当初の元本減少ペースも速いんですね。

上記のケースですと10年経過後の借入れ元本は2.7%の場合約850万円、2.2%の場合約832万円。それでも18万円ほど異なるわけです。
さて、ここからが考えどころです。何も変更がなければ、当初10年は上記の試算どおりになるはずです。つまり10年固定の方が、利払いも少ないし元本の減りも早い。しかし選択型の場合、11年目以降の返済額はその時の金利情勢の影響を受けるため、現時点では全く予想がつかないというデメリットがあります。

逆に言えば、全期間固定は確かに当初、選択型より返済額は嵩むのだけど、その代わり借入れ期間を通して返済額が変わらないという安心を手に入れたともいえます。

つまり、このようなパターン(全期間固定と固定期間選択型との比較)における判断ポイントは、『固定期間選択型で得る当初のアドバンテージ』と『全期間固定の安心』のどちらを取るかということに尽きると言えます。

そのためには例えば、選択した固定期間終了後の金利の水準によって、どれぐらいアドバンテージを食い潰してしまうかなどの検討が必要になります。上記の例で言えば、更新後の適用金利が2.7%をある程度上回ると、今度は全期間固定の方にアドバンテージが付き始めるわけです。逆にそこまで上がらないということならば、最初のアドバンテージを残してそのまま逃げ切り・・・ということも可能性としてはあるのです。

また、ミックスにしても金利上昇のリスクヘッジをどのぐらいのレベルに設定するのか?ということであり、基本的に上記と考え方は変わりません。ということで今回は、先程の例を用いて、当初固定期間10年経過後の『残債830万、残り返済期間10年』とした場合、次回の適用利率によってどれだけ返済額が変わるかということを参考までに上げておきます。

適用利率 3%の場合・・・・月々返済額80,145円
       4%の場合・・・・月々返済額84,033円
       5%の場合・・・・月々返済額88,034円

実際にご検討の際には、金利状況によってどれだけ返済情況が変わるのか等、ご利用予定の金融機関に相談して頂ければよいかと思います。

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